TRAIL TRIP in 香港【TRANS LANTAU 2018】参戦記
行ってきました! Trans Lantau2018(トランスランタオ2018)!!
アチョ〜〜〜!
お世話になります。HRC♡ のTKMことオカダタクミです。3/2〜4に開催された香港のトレイルランニング大会「Trans lantau2018」(トランスランタオ2018)に参加してきました!
この写真めっちゃキマってますね♡ 香港といえばカンフーということで、戦いの前にパシャり。
この大会の舞台は、香港の空港やディズニーランドがあるランタオ島。
全3種目(100km、50km、25km)があり、今回僕たちは100kmに参加してきました!
香港のトレイルといえば、他にも
・Vibram HongKong 100KM http://www.hk100-ultra.com/
・BUFF逆走100 https://www.rebelwalker.com/
・UTMT(Ultra Trail TaiMoShan)http://www.ultratrailmt.com/en/home
などなど、ロングレースがいっぱい!都市部と自然が近いため、100kmOVERの大会にもアクセスが良いんです!これは日本と異なるところですね。
日本からも4時間程。物価は安くないものの、食べ物は美味しいし、海外の空気を感じながら走れるので香港マジでオススメです!
(こういったアジアのトレイル情報はコチラがとても詳しいので是非→GO ASIA TRAIL )
ちなみに、Vibram HongKong 100KMは2016年、2017年とブログがありますのでソチラも是非ご覧くださいませ!!
あ、もちろんこの大会はITRAポイント対象です!トランスランタオは5Point!
ということで、レースを含め最高の旅だったので、ご紹介します!
■先ずはコースプロフィール
ランタオ島をグルッと駆け巡るコース。海と山をダブルで堪能できるのは島ならでは!
標高図はこんな感じ↓
全長:102.5km/制限時間:33時間/獲得標高:5,800m
特徴としては、
・難所は、ガツっと登って一気に下る山場 × 3箇所(CP3後のLANTAU PEAK、CP6〜7にかけての登り、最後の難所SUNSET PEAK)
・サーフェスとしては岩場、石段がとにかく多い
・3月初旬の日本と異なり、高温多湿で体力を消耗します
香港のトレイルモンスターとでも言いましょうか、他の大会に比べてもキツイ部類のようです。実際今回の大会も441/800名が完走。
完走率55%!!約半数の参加者がモンスターにヤラレてしまいました。。。。
■ということでメンバー紹介
そんなトレイルモンスターとの戦いに挑んだのは、こちらの5人の戦士!!
その名も「フイナム戦隊ランタオマン!」参上!!
(5人で並ぶと戦隊ものっぽくなっちゃうので、そのノリで紹介しますw)
センター「ISSEY(部長)」
言わずもがな、我らがリーダー。戦隊ものならばレッド!RUN FOR BEERを体現する男。
香港前にNYCマラソンの当選を引き当てる、くじ運の神に味方されたLUCKY GUY!
右中「MASATO」
年中肌が黒いブラック。くじ運の神に見放された先着大会専門、みんなのパイセン!
左中「AI-Chan」
紅一点のピンク。レース中にイケメンを見つけ並走することでエネルギーを充電する特殊能力をもつ、不屈の女性ランナー!
右端「O-RYU」
強靭な胃袋をもつイエロー。エイドでは固形物をガンガン食べる胃で走る爆食トレイルランナー!
左端「TKM」
余った色グリーン。Love Nature,Love ねえちゃん。初100kmOver、初香港でテンションが上がり一人だけ7日間のLong Trip。。。
果たしてランタオマンはモンスターを倒せるのかっ!!!
「アチョ〜〜〜!!!」
さあ、ということで再びレポート!!
■大会スケジュール(日本と時差1時間の現地時間)
大会は金曜の夜スタート!
3/2(金)
17:00 受付開始
23:30 100kmスタート(制限時間33H)
3/4(日)
08:30 制限時間・レース終了
参考までに今回のメンバーの旅程は、
最短(ISSEY):2日 AM日本発、PM香港着、4日 PM香港発。1泊3日の弾丸プラン!
最長(TKM):1日 深夜日本発、2日 早朝香港着、7日 深夜香港発、8日 日本 早朝着。5泊8日の観光もしたい欲張りプラン(共に山での1泊は含んでません)
■ということで、レースに向けて準備!
23:30のスタートに備えて、2日の早朝に現地入りし、軽く観光。そして、チェックイン後仮眠zzZ 宿のある九龍からフェリーでランタオ島へ。
19:00発の九龍→梅窩(Mui wo)行きの船でランタオ島へ移動。
20:00頃の受付&スタート会場
参加者はまだ全然いません。
目標タイムを入れて、パネルの前で撮影会!果たして目標に届くのか、、、
MASATO
O-RYU
AI Chan
ライバル3人は同じ目標設定
ISSAY
制限時間ギリギリで帰ってくる目標。
TKM
20時間切りして上位10%に入るという無謀?な目標
受付を済ませて、夕飯。海沿いの中華でエネルギー補給。
う、うますぎる。本場の中華料理。。。ビールのみてぇぇぇぇええっ!!!(ISSAY心の声)
会場のある梅窩(Mui wo)は海辺の街で飯屋はもちろん、マクドナルド、セブンイレブンもあって意外と便利。ゴール後のビールもセブンで購入可能!
スタート前のマクドナルドはヘッドランプをつけたお客さんで溢れる異様な光景。。
■コースはこんな感じ
さぁいよいよスタート!
最前線に並ぶ海外の猛者たち。テンションあがります。
長い旅路、何が起きるやら、ワクワク、ソワソワ。そして、ムシムシ。。
夜でも半袖でちょうど良い気候です。
20℃以上あるため、走っていると半袖でもガンガン汗をかきます。
スタート後、市街地を抜けて山に入っていきます
このあと、海を横目に走っていきます。スタートからCP3までは列をなして夜間走行。コースのマーキングが分かりづらく、集団でロストすることもありました。。。
そして、CP2の後で抜き打ち必携チェックが!今回はエマージェンシーシートと携帯。みなさん必携はちゃんと持っていきましょう!
■CP3〜4 1つめの山場
明け方5時過ぎ頃。1つめの山場「ランタオピーク」到着!(30kmを超えたところ)
ガスってるというか、かなりミスティーーーっ!
ひどい時は2m先くらいしか見えない。視界不良。。先が見えなくてコワイ、、、
夜間走行での疲れと視界の悪さ、延々と続くかのような石段の登りが相まって、ここで初めて睡魔に襲われました。。。
「これがロングレースか。。眠い、寝たい。。。寝たらアカン。。」
ミスチルの「終わりなき旅」を口ずさみながら、必死で眠気を抑え登る。
(レースにおいては縁起でもない曲名だけど、歌うのはメチャ有効でした。)
「高ければ高い壁の方が登った時、気持ちいいもんな、、、まだ限界だなんて認めちゃいないさ。。。」
と歌って奮い立たせ、頂上到着!!「ょっしゃあ〜〜!!」
「眺望ゼロ。。ご褒美なし。。全然気持ちよくない〜〜〜!!!」
「ミスティーーーーー!!! 」。・゜・(ノД`)・゜・。
ということで、明け方と夕暮れのピーク付近は特に霧がかってて、ヘッドライトは反射して視界が悪いです。ハンドライトもしくは、フォグランプのような黄色いライトがオススメです!
この後の下りも急だわ、視界悪いわで疲弊します。ストックがかなり有効だった様子!
■CP5〜 昼間の絶景!
とはいえ、昼にもなれば、だいぶ視界もクリアになります!島らしい絶景!
気持ちいいトレイルの一本道!
(CP7までデッドヒートを繰り広げた香港の美女ランナー「チュンリー」※勝手に命名)
■CP6〜7 もっとも長い区間
CP6を超えると民家を抜けて、海沿いを走ります。
見晴らしGooood!!
晴れてて景色は良いんですが、日が高い時間帯は、かなり暑いっす。。チュンリーに聞いたところ、この日は特に暑かったよう。。。
(AI-chanはしっかりアームカバーで日焼け防止。。さすがピンク。)
そして、このCP6〜7が一番ハード!!
区間距離が一番長いこと、一番気温が高い時間帯に差し掛かること、最大の登り。延々と続く石段。。足とメンタルが崩壊。故に、この区間の所要時間が一番長い。。。
僕もそうでしたが、水が無くなるのでCP6ではしっかりと補給を。ここでやられリタイヤしたランナーも結構いたよう。。。
延々と続く、石段モンスター↓
延々と、、、
「ピークが見えた!!(*´∀`)♪」
からの、、、
「違うんか〜〜い!( ;´Д`)」を6回くらい繰り返してようやくピークにたどり着きます!
この登りの後にあるCP7でMASATO&TKMはクッタクタ、、、
一方その頃、AI Chanは海外のメンズとパシャり!ええ顔やな( ´_ゝ`)
さすが。ぬかりねぇ。(´-`).。oOこれが彼女の強さの秘訣ですね。
■CP8〜 最後の難所「SUNSET PEAK」
ここで急で長い登りは最後。
まじミスティーーー!!
標高が上がり、時刻も夕方になってくると登りも下りも視界悪し!(これでもまだ見えてる方かも、、、)
ゴールの見えない急な階段を淡々と登っていきます、、、。ここを越えれば、ほぼゴール!
■CP9〜GOALはオマケ
この区間は100kmOVERにするために、取ってつけたようなエリア。上りも下りも大したことないです。
旅路を振り返る区間。コース上にランナーを讃えるメッセージが!
■みんなのお楽しみエイドはどーか?
コストコで買ったかのような、ハム、チーズ、クラッカー、パン
O RYUはパンにハムとチーズを挟んでエネルギー補給!さすがイエロー。
小さいエイドは、暖かい飲食がなく、パンに加えてフルーツ(オレンジ、バナナ)、ナッツなどが中心
CP4兼CP7では、ボーイスカウトの子供たちがボトルは持ってる?僕たちに入れさせてください!と手厚くサポートしてくれます。
CP6。ここはスタート地点から一番遠いエイドだが、応援者のサポートが受けれる唯一のエイド。SDランナーズのメンバーとMasato!
ホットフードはライススープ、ライスヌードル、コーヒー、紅茶、ミロなど、、
協賛してるhammerというサプリメントメーカーのジェルも各エイドでゲットすることも可能だが味は、、、、( ˙-˙ )。。
VibramでISSAYが食べていた香港名物「出前一丁」はありませんでした。。
まあ、補給にこだわりがある方は自身で準備するのがオススメです。
■その他この大会の良いところ
写真サービスがイケてる!!
コースの要所にカメラマンがチラホラいて、撮影してくださってたんですがコレのクオリティーが高くてびっくり!素敵な写真ありがとうございます!
↓AI Chan
背中で語る女 AI!カッコよすぎる!
そして、爽やかISSAY!!
そして、ブラックMASATOの完璧なポージング!!!
額に入れて飾りたくなるような写真の数々ですね。最高です!!
■レース結果やいかに!?
果たして、モンスターを倒せたのか。。ゴール後の様子がコチラ。
AI Chan!!
O RYU!!
MASATO!!
TKM!!
なんとか、4人は完走!!がしかし、、
ISSAYは内臓をやられ、残念ながらCP7の関門でTIME OUT。。。゚(゚´ω`゚)゚。
日本人のカラダがこの時期慣れていない暑い中でのロングレース。
ISSAYは内臓をやられマーライオン。。。AI Chanも熱中症と腹痛に襲われたよう。
暑さに慣れておく、補給計画たてて事前に試す等、対策した方が良いですね。
ちなみに、MASATOがまとめてくれたタイム一覧がこちら。 来年でる方はぜひ参考にしてみてください!
完走するとメダル と完走Vestがもらえます!
右)SDランナーズのDomiさん、手厚いサポート本当にありがとうございました!!
大会の様子がまとめられたMOVIEがありましたので、コチラでも様子が分かりますので是非!
(番外編)
■レース翌日
泥のように眠り、翌朝。ホテルからほど近いハイパーローカルな小籠包のお店へ。
満席!人気!おじいちゃんばっかり!
小籠包で筋繊維を修復!!
ここで弾丸ツアーのISSAYは帰国!最後にパシャり。
過酷なレースから一夜明け、疲れてるのに皆イイ顔!ちなみにISSAYは早朝に目が覚め、朝ランをしたそう。。。。
ディナーはSDランナーズのメンバーと香港スタイルのお店で!
RUNで国や言語を飛び越えて繋がるって楽しいですね!
食べきれない量の美味しい料理が並びました!
そして、後泊でゆったりの4人はこの後も観光と食事も楽しみましたさ。
海外レースに興味はあるけど、いきなりシャモニーはハードルが高い…
そんな方は是非、香港の大会へ行ってみてはいかがでしょうか??
めでたし、めでたし!