ゲレンデさえも走るフィールド! 札幌で開催された“ゲレラン”に参加してきました!
どうも、こんちわ、山本です。
先日、札幌市内からほど近いばんけいスキー場で行われた「第2回 ban.Kゲレンデスロープラン」略して“ゲレラン”に参加してきました。
■そもそも“ゲレラン”てなに?
“ゲレラン”とは、整備された冬のスキー場、すなわちゲレンデを走るスノーランニングのこと。スキーヤー、スノーボーダーが行き交う営業中のゲレンデの一部を一時的に規制して、走るコースとして利用させてもらいます。
下記が前回の模様。意外とみんなガチでビックリ。しかも、冬の雪山なのに短パン・ノースリーブという目を疑うような姿の強者までいます。
こちらは今回の詳細。カタカナを駆使した昭和なデザインが好印象です。
■まずはスノーランニングとやらを体験してみる。
前日に札幌入りして、まず足を運んだのが札幌のアクティビティのことならなんでも揃う「SAPPORO EXPERIENCE BASE」。
到着後、早速ランニングウェアに着替えて、レース前日に開催されたスノーランクリニックに参加してみました。
全国各地から10名近くのサロモンアスリートが集い開催された今回のクリニック。まさかの梅宮アンナさんもスペシャルゲストで登場!
ちなみに当日のコースの案内役を務めたのは、フイナム ランニング クラブ♡のグループランにも参加したことのある反中くん(上記写真の中央)。原宿勤務を経て、こちらの店舗に異動し、札幌市民歴1ヶ月もないものの、サロモンアスリートの一員として自然溢れるこの環境を満喫しているご様子。
そんな反中くんの案内のもと、店舗からほど近い三角山から入山していきます。
普通に走っていると見せかけて、足を踏み外すとズボッと足が埋まる雪面状況。慎重に歩を進めながら、山を上っていきます。
雪が絡みつき、ロードやトレイルのように地面の反発をあまり受けないため、まるで砂浜を走っているようなイメージ。脚への負荷が大きい分、普段のランニング以上に効率的なトレーニングになりそう。
三角山の頂上で記念撮影!
このあと「三倉の大下り」でスノーランニングならではの下りの走りを堪能します。常に雪の重みを感じはするものの、転んでも痛くないので、思い切って下りを楽しむことができます。
三角山、大倉山、奥三角山と低山を超えて、今年の5月にド変態レース「Red Bull 400」が行われる大倉山ジャンプ競技場の横の階段(ここも雪で埋まっている)を抜けて、「SAPPORO EXPERIENCE BASE」に帰還。
初めてのスノーランニングで、ゲレランへの手応えとコツを掴みつつ、翌日に備えます。
■いざ“ゲレラン”へ!
当日は会場となるばんけいスキー場へ。ゲレンデのど真ん中にトレイルランニングのレースではお馴染みのサロモンのゲートが。先に始まるジュニアの部の参加者たちが元気にスタートを待ちます。
ゲレンデの下からスタートして、上って下る800mのコースのジュニアの部。スキーウェアで参加する子供が多いなか、スポーツウェアにトレランシューズというガチな出で立ちの男の子が見事に優勝。
続いて一般の部。
コースは水平移動距離が5kmとなり、総標高差は登り430mに下り500mという内容。
まずはYMCAで準備体操!
カラダをほぐしたあとは、スタート地点となるゲレンデの途中ポイントまで上らされます。この時点で息が切れてます。
5位以内に入らなければパンチパーマか坊主という厳しいペナルティを課せられた反中くん。スタート前に気合の表情です。
スタートのカウベルが鳴り響くと、100名近い参加者が一斉にゲレンデを駆け下りていきます。
距離にして200m程度かな。これが意外と辛い。雪の負荷がかかるため、下りとはいえ思いのほか脚が前に進められない。しかも、下りきったと思ったら、すぐさま来た道を折り返すような上りが続く。
あっというまにぼくの心は折れて、すぐさま走るのは諦めてパワーハイクに切り替えます。
雪の負荷は常にかかってくるので、上りはもちろん、下りに平地まで、脚が休まるタイミングが皆無。しかも、なるべく圧雪してある固い雪面を探しながら走るため、頭のなかはフル回転状態。
後半の林道を走り抜け、最後のゲレンデを下りきってなんとかゴールした頃には、札幌の雪山にいながら汗だく状態! ちなみにタイムは45分43秒。ふう〜〜。
ロードにトレイル、そしてこのスノーランニング。走るという行為は同じではあるものの、フィールドが異なるだけでここまで競技性が変わってくるものなのだなと。いやあ、奥が深い。
ちなみに当日参加していたサロモンアスリートの1人であるプロスカイランナーの松本大さんが動画を制作していたので、こちらもあわせてご覧ください。
■で、走ったあとはスキー!
走り終えたら、スキー場に併設したサロモンステーションでギアをレンタルして、間髪入れずにスキー!
ランニングからスキーというまったく異なる競技をシームレスで楽しめるのは、まさにサロモンステーションがあるおかげ。今シーズン最後になるであろうスキーを、スピーディになおかつたっぷりと堪能させてもらいました。
■最後にまとめ!
都市部から20分程度で山々が連なる札幌。その環境を遊び尽くすためのあらゆるものが揃い、さまざまな体験を提供してくれるコミュニティスペースまで備えた「SAPPORO EXPERIENCE BASE」。
地元の方はもちろんですが、札幌旅行の目的の1つにしてもいいくらいのスポットなんじゃないかなと。正直、異動した反中くんが羨ましい限り。
しかも、今後もオールシーズン楽しめるさまざまなアクティビティの体験会が行われるそうなので、足を運ぶ際にはスケジュールチェックをお忘れなく。
あっ、そういえば、レースで厳しいペナルティを課せられていた反中くん。気になる結果は、圧巻の4位でフィニッシュ。なんとかパンチパーマは免れたものの、いまいち煮え切らない順位。頑張れ、反中!