山を100km走るために使ったもの。
部長の榎本です。
よく言われることですが、トレイルランニングの楽しみのひとつに「ギア選び」があります。その日の天候や路面コンディションを見据えながら、ああでもないこうでもないと考えるのはとても楽しい。ギア選びこそが最大の楽しみであると言っても過言ではないかもしれません。
というわけで、先日の「Vibram HK 100」で山を100km走るために活用したギアの一部をさくっとご紹介します。
(結果的には90km地点までしかたどり着いていないので、タイトルに偽りあり、ですが)
■シューズ:ホカオネオネ(2足)
http://www.sunwest.biz/hoka/men/BONDI4.html
http://www.sunwest.biz/hoka/men/STINSONATR.html
シューズは抜群のクッション性に定評のあるホカオネオネをチョイス。2足用意して、比較的平坦な最初の50kmではロード用のボンディを、本格的な山岳地帯に入る後半50km以降ではトレイル用のスティンソンATRを、といった感じで履き分けました(スタート前にドロップバッグに預けておけば中間エイドで履き替えられます)。ホカオネオネは今回初めてレースで履きましたが、このシューズのおかげで疲労が最小限に抑えられた気がします。
■ザック:ザ・ノース・フェイス エンデュランスベスト
https://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NM61523
ザ・ノース・フェイスのエンデュランスベストは、フロント部分のポケットがとにかく豊富。ジェルを補給したり地図を見たりカメラを取り出したり脱いだ手袋を仕舞ったり、あらゆる作業をザックをおろすことなく前で処理できるのが魅力。
■GPSウォッチ:スント アンビット3ピーク
https://shop.suunto-japan.jp/outdoor/Ambit?product_id=512
トレランを始めて以来、GPSウォッチはずっとスントを愛用。測位の速さ、精度、耐久性などすべてがパーフェクト。ほんと頼れる存在です。デザインもかっこいい。今回は長時間に及ぶロングレースということで、バッテリーの持ち時間が長いアンビット3ピークでのぞみました。
■タイツ:サロモン ウインドストッパータイツ
http://www.salomon.com/jp/product/trail-windstopper-tight-m.html
基本は生足派だけど、今回の香港はあまりにも寒かったのでタイツを着用。このサロモンのウインドストッパータイツは走っているとすぐに暖かくなるので普段のランニングにはトゥーマッチですが、今回くらい寒いレースには最強のパートナーでした。
■ストック:シナノ トレランポール14.0
http://sinano.co.jp/trailrun/trailrun14.php
日本国内ではストックの使用が禁止されている大会が少なくありませんが、香港では使用OK。大会前に調達しました。特に疲労が蓄積している後半70km以降はほんと助けられた。今回、持ってて良かったといちばん思えたのがこれかも。
■ニューハレ Vテープ
http://new-hale.shop-pro.jp/?pid=16051818
カット済みで手軽に貼れるテーピング。大会のすこし前から、山を長い時間走るとヒザに痛みが出るようになって。試しにこれを貼ってみたところ、効果てきめん。痛みがだいぶ緩和された。正直、テーピングした姿はいまだにかなり抵抗がありますが、背に腹は代えられません。
■ぬれおかき
http://www.iwatsuka.jp/nureokaki/
レース中はジェルをこまめにとったり、エイドの補給食も甘いものが多いので、たまにしょっぱいものが欲しくなる。そこで今回ザックに忍ばせておいたのが「ぬれおかき」。普通の煎餅だとパサパサして喉が渇くけど、ぬれタイプならしっとりしていて食べやすい。手軽においしく糖質を補給できます。
以上、今後トレイルレースに出る予定のある方の参考になれば幸いです。