ハセツネの応援に行ってきました。

Hi there!!
クエン酸ちゃんととってますか?
部長の榎本です。

東京西部の奥多摩山域71.5キロを駆け抜ける日本山岳耐久レース(24時間以内)長谷川恒男CUP」、通称ハセツネ
自分は昨年、ランナーとして参加しました。
が、今年は出場を見送りました。
なぜなら、昨年の体験が あ ま り に も 強 烈 過 ぎ た か ら !!!!

レース中に胃腸をやられ強烈な睡魔に襲われ、満身創痍でゴールまでたどりついた昨年のハセツネ。
こんな思いをするのは懲り懲り。もう二度と出るもんか。
そう固く決意させるほど、ぼくにとってツラい体験でした。
そしてそのトラウマは1年経っても癒えることがなかったです。ふう〜。

・・・ただですね。18時間以上かけてゴールまでたどりついたとき、フィニッシュゲートの先で仲間が待っていてくれたことが本当にうれしくて。
次のハセツネはランナーではなく応援として関わろう。
そしてみんなをゴールで待ち受けよう。
そう考えて、今年それを実践しました。

以下、ハセツネ当日のぼくの動きを、時系列で振り返ります。

10/8(日)
■10:26 武蔵五日市駅
スタートは10月8日日曜日。
会場へのアクセスは電車を利用。
9:08 中央線 新宿発 青梅行き
10:07 五日市線 拝島発 武蔵五日市行き
10:26 武蔵五日市駅

拝島発-武蔵五日市行きの電車はさながら“ハセツネ列車”。トレランウェアに身を包んだ猛者たちで車内はごった返していました。特に待ち合わせるでもなく、ここでフイナム ランニング クラブ♡のメンバー数名とバッタリ。

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終点の武蔵五日市駅で下車し、駅の近くのセブンイレブンで食料や飲み物を調達してから、会場へ向かいます。

■11:00 五日市中学校着
駅からは徒歩でスタート会場の五日市中学校へ。10分ほどで到着。

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自分はランナーとして出るわけではないけど、このゲートを見るとやっぱり滾りますね。

スタート時間は13:00。その2時間前にはすでにほとんどのメンバーが会場入りし、着替えたり荷物をパッキングしたり、レースに向けて準備中。応援の自分は特にやることがないので、会場をうろうろしていると、たくさんの知り合いに遭遇。これはビッグレースならではですね。久しぶりに会う人も少なくなかったです。

出展者のブースを眺めたり、メンバーの集合写真を撮ったりしているうちに、スタート時間が迫っていきます。

今年、フイナム ランニング クラブ♡からは総勢7名がランナーとして出場。
これだけたくさんいると応援しがいがあるというものです。

■12:30 五日市中学校を出発、応援ポイントへ
現地に着いてからの動きは特に決めていなかったけれど、取材で来ていたTrailRunner.jp高橋パイセンが入山峠(スタートから7km地点あたり)でランナーの撮影をするいうことで、いっしょに応援に来ていたGメン堤さんとともに、便乗させてもらうことに。
みんなのスタートを見届けたいという気持ちもあったけど、トレイルで応援したほうが選手を間近に見られていいかなあ、と。

12:30頃に五日市中学校を出て、13:00過ぎに入山峠到着。高橋パイセンと堤さんといっしょに、山のなかでランナーの到着を待ちます。

高橋パイセンのテストシュートに応じる堤さん。美しい躍動感♡

■13:00〜15:30 入山峠で応援
高橋パイセンの撮影の邪魔にならないよう、ぼくと堤さんは入山峠からすこしトレイルを走り進め、ランナーを待っていると、13:40くらいにトップ集団がやってきた!

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トップランナーたちは登りを颯爽と走っていた。さすがっす。写真は2014年に続いて二度目の優勝を果たした上田瑠偉選手。

そしてしばらくするとフイナム ランニング クラブ♡のメンバーたちも続々と到着。

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まだまだみんな元気そう。
がんばれ〜〜!!

結局この入山峠には2時間半ほど滞在したけれど、感覚的にはあっという間。
応援、たのしい!

ちなみにこの入山峠、一般的にはアクセス困難。ハセツネの応援ポイントでもっともメジャーなのは、スタートから22.7km地点、第1関門の浅間峠。バスを利用してアクセスするのが一般的です。

■15:30〜17:00 コースを逆走して下山
みんなが楽しそうに走っているのを見ていたら、自分も走りたいという気持ちがむくむくと。

というわけで、ほぼすべてのランナーが通過したことを確認した後、堤さんといっしょにスタート地点へ走って戻ることに。
すこし進んだあたりでスイーパーに遭遇しつつ、入山峠から五日市中学校へ向けてハセツネコースを逆走。下り基調で気持ちE〜!

いったん五日市中学校に戻ってから、ぼくは秋川の銭湯へ、堤さんは所用のため昭島のアウトドアビレッジへ。

電車で行くことも考えたけど、Google Mapsで確認したところ、五日市中学校から秋川まで6km、昭島まで13km。この数字を見て「なーんだ、走っても全然行ける距離じゃん」と思ってしまうのは、ランナーあるあるかと。
せっかくだから走っちゃう?というわけで、秋川&昭島を目指してロードランスタート!

五日市中学校から40分ほどで秋川駅に到着。入山峠から秋川駅まで、トレイルを5kmほど、ロードを9kmほど。

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応援とは言え、トータル14kmほど走れて、満足満足。

堤さんとはここでお別れ。さらに昭島へと向かって走っていきました。

■17:00〜22:00 秋川の銭湯でリフレッシュ
秋川駅で堤さんと別れてからはソロ行動。
ひとまず、駅から徒歩10分ほどのところにある「阿伎留の四季(あきるのとき)」という銭湯へ。
応援は深夜〜翌朝まで及ぶことは確実。なので、いったん風呂に入り、仮眠をとって、英気を養っておこうと。

ゆったりと湯船に浸かり、
「いまごろみんな真っ暗な山ん中を走ってるんだろうな〜」
などと思いを馳せつつ、風呂を出てからは館内の食事処で唐揚げをつまみながら瓶ビールを2本ほど開けて(ランナーのみなさんさーせん!)、1時間ほどマッサージを受け(ほんとさーせん!)、すっかり気持ちよくなったところで休憩室で1時間ほど仮眠。結局ここに4〜5時間ほどいたのかな。おかげで完全にリフレッシュできた。なんだかんだで1万円近く散財したけどw

ちなみに、トップ選手は7時間台でゴールするので、そのゴールシーンを見ようと思うと20時にはフィニッシュゲート付近にいなければならない。見たい気持ちは当然あったけど、ぼくは今回すべてのフイナム ランニング クラブ♡のメンバーのゴールを見届けることを優先したので、トップ選手のゴールを見るのは泣く泣くあきらめました。

■22:00 再び五日市中学校へ
メンバー最速の猛者Tomohikoの目標はサブ10(10時間切り)。順調にいけば22時半〜23時にはゴール予定。それに間に合うように、秋川駅から電車で武蔵五日市駅に向かい、22時過ぎに再び五日市中学校へ。フィニッシュゲートの後ろで猛者Tomohikoの帰りを待ちました。

■23:26 猛者Tomohikoフィニッシュ!
いまかいまかと猛者Tomohikoの帰りを待っていたものの、サブ10達成となる23:00までには現れず、、フィニッシュゲートをくぐったのは23時26分。タイムは10時間26分!

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残念ながらサブ10達成とはなりませんでしたが、それでも異次元すぎる速さです。

10/9(月・祝)
■0:30〜 秋川のガストでプチ打ち上げ
日付変わって10月9日月曜日。
次にフィニッシュゲートをくぐるのはMasatoで、到着は深夜3時過ぎになりそうだと推測。
だいぶ時間があくので、ぼくとTrailRunner.jp高橋パイセンと猛者Tomohikoの3人で食事に出かけようということに。高橋パイセンのクルマで「ガスト 五日市山田店」へ行き、ビールとツマミでプチ打ち上げ(パイセンはドライバーなのでもちろんノンアルコールで♡)
こんな時間で開いていて、ビールが飲める店って、他にないんですよね。ファミレス万歳♡

■3:00〜8:00 フイナムメンバー、続々とフィニッシュ!
ガストでのプチ打ち上げを終え、深夜3時過ぎに再び五日市中学校へ。

ここから先はゴールラッシュ!! 1時間半〜2時間おきくらいに、フイナム ランニング クラブ♡のメンバーのみんなが続々とフィニッシュゲートをくぐっていきました。
ぼくはゲート裏で待ち構え、みんなのゴールを迎えつつ、写真をパチリ。

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最後のランナー麦ちゃんがフィニッシュゲートをくぐったのは朝8時過ぎ。スタートから19時間以上が経過していました。
それにしても、ゴールシーンっていいものですねえ。どんなレースでもそれは言えることだけど、ハセツネのゴールはやっぱり格別。みんないい表情してるわ。

タイムに差はあれど、7人出場して全員完走したのは本当にすごいこと(※今年の完走率は74.1%)。
みなさんお疲れ様でした!

■11:00〜13:00 秋川のジョナサンで打ち上げ!
全員が完走後、身支度を整え、表彰式に出席(諸隈選手が年代別6位入賞!!)した後、タクシーを拾って「ジョナサン 秋川店」へ。みんなの完走を祝してビールで乾杯! ファミレス万歳♡

打ち上げ終了後、解散し、一部のメンバーは新宿へ。フイナム ランニング クラブ♡のメンバーでありフォトグラファーの小池彩子さんの写真展を訪れました。小池さんがキューバで撮影した写真はどれも素敵で、力強く、生命力にあふれていました。
fotopus.com
(※写真展は終了してますが一応リンク貼っておきます)

こうして長い長〜い一日が終了。結局、家に着いたのは16時くらいだったかな。前日の午前中に家を出てからなんだかんだで30時間ほど経過。あまりにも疲弊していたので帰宅後即爆睡。14キロ程度しか走っていない(そのうえ風呂&ビール&仮眠あり)自分がこれなのだから、不眠不休で山の中を71.5キロ走り続けたみんなの疲労具合は推して知るべし、です。

■最後に雑感を
・応援、めっちゃたのしい!
いやはや、応援がこんなにたのしいとは。特に、全ランナーを見届けた入山峠では、みんな活き活きとして楽しそうで、声をかけると元気に応えてくれる人ばかりで、応援にも熱が入りました。
ハセツネは、フイナム ランニング クラブ♡のメンバーも含め、知り合いがたくさん出ているビッグレースだからこそ、かもしれないけど、スタートからゴール、そして打ち上げまで、終始たのしい時間を過ごせた。もちろん主役はランナーだけど、それに勝るとも劣らないよろこびと感動が応援にもあるなあと。

・ハセツネ、また出たくなってきた(かも)!
もう二度と出るもんかと思っていたハセツネ。みんなの走りを見ていたら、また出てもいいかもって気持ちになってきた。再来年あたりに出ちゃうかも♡

以上、特に面白ポイントもオチもありませんが、応援目線のハセツネレポートでした。
来年以降、応援に行く人の参考になれば幸いです。

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